韓経:【社説】大きくなるグローバル経済警告音、韓国は備えているか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.09.19 10:11
グローバル経済の危機が迫っていることを知らせる警告音があちこちで鳴っている。最も大きな問題は米国と中国の通商戦争だ。トランプ米大統領は2000億ドル規模の中国製品に24日から10%の関税をかけると明らかにした。中国は報復関税をかけるだけでなく中間財や原材料など部品と素材の対米輸出を中断する案を準備中だ。IMFのラガルド総裁は「貿易緊張が高まり暗雲が厚くなっている」と警告した。
米国の基準金利引き上げに触発された新興国危機もやはり沈静化する兆しが見られない。トルコ、アルゼンチン、ベネズエラ、ブラジル、インドネシア、インドなどの通貨が急落を繰り返している。1990年代末のアジア通貨危機を連想させるほどだ。10年近く続いた量的緩和で株式市場と不動産市場のバブル崩壊を懸念する声も少なくない。イェール大学のロバート・シラー教授は「株価が高評価された。悪い時期を控えている」と強調する。ブルームバーグは「ニューヨーク、ロンドン、シドニーなど主要都市の不動産価格が10年間の上昇期を終えようとしている」と伝えた。