昨年MERS発生した米国、素早い隔離で2次感染発生せず(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.06.03 10:59
韓国で中東呼吸器症候群(MERS)が急速に広がっているが、これをうまく統制した国もある。米国は2人、ドイツは3人の患者が発生したが、2次・3次感染を防ぐのに成功した。
米国では昨年5月2日に初のMERS患者がインディアナ州で発生した。米疾病対策センター(CDC)は、「サウジアラビアに居住し病院に勤めていた医療界従事者が帰国後に咳や発熱の症状が現れ、地元の病院に入院した。検査の結果MERSの感染が確認された」と発表した。続けて5月11日にはフロリダ州で2人目のMERS患者が発生した。
短時間で2人の患者が発生したが、MERSは米国内でこれ以上広がらなかった。徹底して準備された対応シナリオがあったためだ。当時CDCのトム・フリーデン所長は、「中東など世界との交流が頻繁なだけにMERSが米国に上陸することを想定しており、それに必要な準備をしてきた。そのため素早く措置することができた」と話した。