米ＧＭはアップルの「Ｓｉｒｉ」を利用した同様の機能を公開した。自動車メーカー８社のほかに自動車周辺機器メーカー１１０社余りもブースを構えた。行事を主管する米国家電協会（ＣＥＡ）は今年から自動車技術を公開するテックゾーン２カ所を新設した。このほか家電製品とは関連が少ないとみられる太陽光充電器開発会社、医療機器メーカー、ウェブサイトコンテンツ開発会社も展示館の一角を占めた。

伝統の電子メーカーは革新的なデザインと最新ディスプレーで消費者の目を引いた。サムスン電子は７日の記者会見で、ＣＥＳ最高革新賞を受けた８５インチの超高画質（ウルトラＨＤ）テレビを公開した。金属素材となった額縁型のベゼルの中に８５インチのディスプレーがかけられており、美術館で芸術作品を見るような感じを出した。サムスン電子の尹富根（ユン・ブグン）消費者家電部門長（社長）は、「今年の目標は不可能と考えたものまで製品で作り消費者が新たな可能性を発見できるよう助けること」と話した。会場前には各国の取材陣１５００人余りが駆けつけ、数百メートルの列を作り２時間前から入場を待つ風景が見られた。

ＬＧ電子はこの日会見場の片隅に５５インチの有機発光ダイオード（ＯＬＥＤ）テレビを展示し各種映像を上映した。ＬＧ電子の安承権（アン・スングォン）社長（ＣＴＯ）は「３月に米国で１万２０００ドルでＯＬＥＤテレビを発売する計画だ。ＬＧの米国内ＬＣＤ生産ラインをＯＬＥＤに切り替える」と明らかにした。ＬＧディスプレーの韓相範（ハン・サンボム）社長はこの日別途に記者懇談会を開き、「２０１５年にＯＬＥＤテレビ需要が３００万台に達するだろう。年内に５６インチの量産目標を達成するため来月に投資計画を点検する計画だ」と話した。




＜ＣＥＳ＞自動車各社が最先端コンセプトカーを展示（１）