【社説】革新なく未来はない、総体的危機の韓国自動車産業
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.10.12 13:30
韓国自動車産業が50年の歴史で初めて生産・販売が減少する逆走行をしている。代表的な企業の現代・起亜車のグローバル販売台数は2014年から3年連続で下降している。特にTHAAD(高高度防衛ミサイル)配備への報復をする中国で販売が半減し、工場の稼働がを停止したりもした。韓国GMは会社側の否認にもかかわらず、絶えず撤収説が出ている。韓米自由貿易協定(FTA)再交渉に入れば、市場状況はよりいっそう悪化する見込みだ。
さらに深刻な問題は落ちていく競争力だ。韓国車は通貨危機後、セダンのおかげで急成長したが、車種の多様化には失敗した。2000年代から世界的な流れとなったSUVとピックアップトラックでヒット作を出すことができなかった。ハイブリッド車と電気自動車のような未来自動車競争でも遅れを取っている。売上高に対する研究開発費の比率は現代・起亜車が世界の主要自動車企業のうち最も低い。