グローバル資金、新興国の債権市場離れ…韓国は例外
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.04.21 11:23
新興国の債権市場に赤信号がついた。ギリシャの債務不履行(デフォルト)の可能性と中国経済の軟着陸への不安感、ウクライナ問題をめぐって続く西側諸国とロシアの対立が絡み合いながら、グローバル投資家が先を争って新興国債権市場から資金を引いている。相対的に投資のリスクは高いが高収益を求める投資家が集まりながらグローバル金融危機後に急成長した新興国の債権市場が一瞬にして崩れかねないという憂慮の声が出てくる。
◆投資金の引き潮…半減した収益率
20日、市場調査機関エマージングポートフォリオファンドリサーチによれば新興国の社債に投資するファンドから今年に入って3カ月連続で投資金が純流出した。新興国の社債市場から流出したグローバル投資金だけで計5億5600万ドル(約6030億ウォン)だ。一時、二桁に達した投資収益率は今年に入って4.3%に落ちた。