ムーディーズ「ホワイト国除外、韓国は耐えられる」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.08.06 09:28
日本が韓国を戦略物資輸出審査優遇国のホワイト国から除外したことをめぐり悲観的な見通しが優勢だが予想より影響が大きくないこともあり拡大解釈を警戒すべきという声も出ている。韓国政府が今回の事案に安易に対処しては困るが過剰対応にもやはり警戒する必要があるという意味だ。
格付け会社のムーディーズは今回の措置が韓国企業の信用度に否定的という点は明確にした。しかし輸出手続きを多少複雑にした措置が「輸出禁止」に激化しない限り、「多くの場合耐えられる水準になるだろう」と予想した。ムーディーズは「半導体・ディスプレーなど韓国企業が核心素材を適時に確保できるかでは不確実性が大きくなったが、素材供給が遅れるのにとどまるなら韓国企業の事業に及ぼす影響は一時的でそれほど大きくないだろう」と分析した。
ムーディーズはまた、日本政府が韓国への輸出を最初から認めない場合には「重大な水準」の影響が出るだろうが、これもやはり現実性は低いとみた。ムーディーズは「長期的には日本製素材の調達への制約が続けば韓国企業が該当素材の国産化率を高める契機になれる」として韓国にはやや楽観的な観測も出した。