デザイン項目ではギャラウンドがより良い評価を受けた。チョン代表は「裏面を革のような素材にしたためか別途のケースが必要ないほど高級感が出ている」と強調した。

▼データダウンロードの速度などを比較した「インターネット速度」▼写真・動画撮影機能を評価した「カメラ機能」▼受信・発信音量と品質を比較した「通話品質」などの項目では２製品の優劣をつけるのは困難だった。

システム利用の利便性などを測定した「ユーザインタフェース（ＵＩ）」項目ではギャラウンドが先んじたが、プログラム処理・反応速度などを評価した「プログラム処理」項目ではＧフレックスが優位を見せ「五分五分」だった。ユ代表はギャラウンドについて「機器を左右に傾けるだけでも、多様な機能を使用できるという点が魅力的」と称賛し、パクセンター長はＧフレックスについて「多様なプログラムを入れても立派なパフォーマンスが出せる」と好評価した。

その他の新技術項目ではＧフレックスがわずかに優位を占めたが、消費者の購買欲求をぐいっと引き寄せるほどではないとの評価が多かった。曲がった画面が１００万ウォン（約９万円）もする価格にふさわしい「価値」になるのかについての疑問も出てきた。チョン代表は「２の製品ともに“クール”に見える色々な機能があったが、“なぜ”使わなければならないのかについての質問には確答をくれなかった」として「このような機能が実生活にどれほど活用されるかは未知数」と指摘した。だが今後の技術発展が期待されるという反応もあった。イ代表は「既存のギャラクシーノートやＧ２と比較すると、がらりと変わった印象はない」として「しかし曲がるという特性を一層発展させれば今後、スマートフォンについてのパラダイムを変えることもできると予想される」と話した。

◆評価方法＝新技術に関心が高い情報技術（ＩＴ）企業家・研究員ら４人で評価団を設けた。１週間ギャラウンドとＧフレックスを使ってみた後に、▼デザイン▼画面（画質や解像度・臨場感など）▼利便性（グリップ感、機器使用・携帯時の便利さなど）▼ユーザインタフェース（システム利用の利便性など）▼プログラム処理（プロセッサ・メモリーなどの処理速度）▼インターネット速度▼カメラ機能（動画・写真の撮りやすさ、鮮明さなど）▼通話品質▼バッテリー（バッテリー容量など）▼その他の新技術（各製品がリリースした新技術と新しい機能に対する評価）の１０項目についてそれぞれ５点満点で評価した。各項目の最終点数は、評価団が付けた点数の平均値だ。


＜スマホ対決＞ギャラクシーラウンド親指で操作簡単、Ｇフレックス臨場感が卓越（１）