中国の国防費、韓国と日本・インドを合わせた額と同水準
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.02.15 11:24
「あまり平和でない太平洋」(a less pacific ocean)。フィナンシャルタイムズが13日付で米国と中国のアジア地域の軍備競争を取り上げた記事に付けた見出しだ。米中が習近平中国国家副主席の訪米を契機に表面では協力と交流を話しながら、裏では刀を研いでおり、文字通り太平でなくてはならない大洋に緊張の波が高まっているということだ。両国関係は非軍事分野で積んだ信頼より軍事分野の不信がさらに深い「信頼赤字」(trust-deficit)という言葉も出ている。
中国はこの10年間余りにステルス戦闘機「殲-20」、対空母ミサイル「東風-21」の開発など多様な分野の軍備投資で太平洋地域での米軍の軍事優位に挑戦できる水準に到達した。
グローバルコンサルティング機関のIHSジェーンは中国の国防分野の支出が今年の1200億ドルから2015年に2380億ドルに増えると予想したとフィナンシャルタイムズが14日に報道した。また、国内総生産(GDP)に国防費支出が占める割合は昨年の1.51%から2.18%に増えると予想した。