韓国外交長官「米朝交渉は大きく進展、成果をやり取りする準備中」
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2019.02.16 12:14
韓国の康京和(カン・ギョンファ)外交部長官は15日、「2回目の米朝首脳会談を控え、両国ともに相当な成果をお互いやり取りする準備をしている」と述べた。康長官は中央SUNDAYの単独インタビューで「両国の首脳も今回良い結果を得て会談が成功することを望む状況」とし、このように明らかにした。トランプ大統領と金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の2回目の米朝首脳会談(ベトナム・ハノイ)を27-28日に控えて「ビッグディール」「スモールディール」という予想が交錯する中、韓国政府の当局者が米朝交渉の進行状況と首脳会談に対する展望を公開的に明らかにしたという点で注目される。
康長官は先週、米国のビーガン北朝鮮担当特別代表の平壌(ピョンヤン)交渉についても「対話は大きく進展し、すべてのことをテーブルに載せてお互いの立場について十分に話したというのが、韓米の共通した評価」とし「ビーガン代表も『非核化は何を意味するのか、相応の措置は何か、双方ともに十分に意見を述べた』と説明した」と伝えた。争点の北朝鮮の非核化措置と米国の相応措置については「金委員長がすでに公開的に公約した豊渓里(プンゲリ)・東倉里(ドンチャンリ)参観と寧辺(ヨンビョン)核施設廃棄は具体的に盛り込まなければいけない部分」とし「終戦宣言と連絡事務所開設、人道的支援など相応の措置も成果があると期待する」と述べた。
康長官は「米朝の追加の実務交渉では具体的にどんな非核化にどんな相応の措置をするのか、何をどれくらい今回の首脳会談の結果とするのかが集中的に議論されるだろう」とし「最後までお互い調整する過程が残っているが、十分に前向きに眺めてもよさそうだ」と話した。