<中央グローバルフォーラム>「日本の過去否定、北東アジア3カ国関係に悪影響」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.09.11 14:53
◇潘振強中国改革・開放フォーラム上級顧問=日本が残忍な過去を否定するのが心配だ。政治家や学者の多数が日本の謝罪を否認する発言をした。日本軍慰安婦の存在を否認し、日本の植民地大虐殺を否認する発言が日本の慣行になったのではないか。こうした否定的な傾向が韓日中関係にどんな影響を及ぼすだろうか。
◇ウンアイェン・ハイバン・ベトナムニュース編集部局長=中国はすでに国連がベトナム・フィリピン・ブルネイなどと領土と認めた地域にまで領有権を主張している。他国の排他的経済水域まで共同開発しようというのも話にならない。ASEAN国家は共同で対応するだろう。武力紛争になれば、漁業や資源開発による利益よりもっと大きな代価を支払うことになるだろう。
◇ブラマー・チェラニ・インド政策戦略研究所教授=韓日中関係を含め、アジアは歴史の荷を降ろすべきだ。国粋主義と民族主義の罠からも抜け出す必要がある。政治と経済の間の格差を克服しなければならない。政治的に考え方が違う国が貿易をしてみると、政治的な要因のために多者間貿易が脅威を受ける。経済だけでなく政治関係まで復元してこそ、真の2国間関係となる。欧州のように共同のアイデンティティー、“アジア方式”を見つけなければならない。また、ヘゲモニーをつかもうという執着から抜け出さなければ、アジア共同体を構成することはできない。