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【コラム】演奏者だけがいる国、大韓民国(1)

ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2016.05.30 11:34
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ちょうどきのう、江原道江陵(カンウォンド・カンルン)の某所で少し風変わりな音楽会を開いた。クラシック音楽を演奏する用途で作られた専用公演会場ではなく公演に必要なさまざまな資材とピアノを借りてこなければならない状況だった。一般的に音楽会で使う長さ274センチメートルの「コンサートグランド」をこの音楽会に借りたくて懇意にしているピアノショップに問い合わせた。大学校時代の師匠でもあった調律師の先生が運営するこのショップに昨年ある野外音楽会で使ったスタインウェイのコンサートグランド「Dモデル」を問い合わせたところ、先生いわく、その楽器は他に移りこれ以上持っているものはないとのこと。

ブランドが違うピアノ会社に電話をした。問い合わせの結果ここにもコンサートグランド サイズモデルはたった1台だけだが、そのモデルまで私が問い合わせた日にはすでに予約が埋まっているという。別の一般ピアノ代理店にまた電話をかけた。スタインウェイDモデルがちょうど1台あるにはあったが、これまで野外での貸し出しに多く使われ状態がひどく悪いという。もしかしてコンサートグランドを持っている別の代理店はないかと尋ねたが多分ないだろうとのことだ。

 
人口1000万の都市で借りられるほどのコンサートグランドがまだ3台にもならないとはとても衝撃的だった。ふと今年初めに訪問したハノーバーのあるピアノショップが思い出された。昨年11月にベルリンで私のレコードを録音する時に縁を結んだ調律師のおじさんの個人ショップ。3月にもう1度ある録音セッションで使うピアノを自分のショップに来て心行くまで選ぶようにとの彼の提案で訪ねて行ったところだった。そこにはスタインウェイのDモデル3台だけでなく、それより鍵盤が9個多い希少モデルのベーゼンドルファーのインペリアル1台、またベーゼンドルファーの一般コンサートグランドモデル1台、ヤマハのコンサートグランドモデルのCF3X、そこにブティックブランドでは世界で唯一まだ手製ピアノを作るシュタイングレーバーのコンサートグランドモデルまで、合わせて7台のコンサートグランドがあった。すべておじさんが各社の製造工場で直接選んできたピアノで、作られてから数カ月もたたないできたての状態でここにやってきた。おじさんの細かい道程を経てあちこちに貸し出されたり、気に入っただれかに売られたりもした。(中央SUNDAY第481号)


【コラム】演奏者だけがいる国、大韓民国(2)

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