日本「円高の落とし穴」…輸出企業の利益17兆ウォン減る模様(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.05.04 10:47
円高になる中で日本企業の実績悪化は可視化している。日本経済新聞がトヨタ自動車など日本の主な輸出企業25社の為替レート変動にともなう営業利益を分析した結果、日本円が1ドル=106円台にとどまれば企業利益は1兆6300億円(17兆5498億ウォン)減ることが明らかになった。105円台に上がれば企業利益は1兆7500億円も減少する。1ドル=110円水準まで円安になっても利益は1兆1400億円減る。
問題は、円高を覆す政策手段があまりないという点だ。「ASEANプラス3財務相・中央銀行総裁会議」出席のためにドイツのフランクフルトを訪問した黒田東彦日本銀行総裁は2日(現地時間)「今のような円高は経済にとって望ましくない」とだけ言って対策を出すことができなかった。