果物も韓流…日本産のリンゴと競争が本格化(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.03 15:54
「こぶしほどの大きさで丸くサクサクとした歯ごたえが特徴」。
農林畜産食品部が把握している韓国産のナシ(梨)に対する外国人の評価だ。韓国の人々は普通、秋夕(チュソク、中秋)の祭壇に上げる赤ちゃんの頭ほどの大きさのナシを好むが、外国では手に握るぐらいの大きさが人気だ。ナイフで皮をむいて食べるのではなく手に持ったまま皮ごと食べる果物と認識されている。歯ごたえも西洋の梨とは違う。もぎたては皮が丈夫だが時間が過ぎるうちにもろくなる西洋ナシは、噛んだ時にサクサクした感じがあまり出ない。こうした韓国ナシの特徴が外国で長所と認められながらナシの輸出額が毎年増加している。昨年のナシの輸出額は2011年(4726万ドル)に比べ16%増の5487万ドルと史上最高値を記録した。
ナシの輸出はさらに増える潜在力がある。メキシコが韓国産ナシを輸入することに決めたのだ。2005年10月に政府が「ナシ市場を開放してほしい」とメキシコに要請して9年後に受け入れられた。農食品部は「両国がナシについての検疫要件に最終合意し、韓国産ナシの生果実に対する輸出交渉が妥結した」と2日明らかにした。農食品部は9月ぐらいに最初の輸出物量がメキシコへ向かうと予想している。