完工目前の橋…12年間、名称決まらず地域間で葛藤=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.12.07 17:11
全羅南道麗水市華井面(チョルラナムド・ヨスシ・ファジョンミョン)の島村である積金島(チョックムド)と西側の陸地である高興郡影南面牛川里(コフングン・ヨンナムミョン・ウチョンニ)の住民たちは「遠くの親戚より近くの他人」のような関係だ。積金島の住民たちがいつも船に乗って陸地の牛川里に渡って買い物をしたり、近隣都市の病院を行ったりするなど往来が多いためだ。島住民のうち、弔事があれば麗水より近い高興で葬儀を行う場合も多い。だが、2004年、両地域をつなぐ連陸橋の工事が始まり、このような関係にヒビが入り始めた。橋の名称をめぐって10年以上も激しく対立してきた。こうした中、橋の名称を最終決定する会議が開かれるということでその結果に注目が集まっている。
全羅南道は6日、「国土交通部国土地理情報院が9日、国家地名委員会を開き、麗水積金島と高興牛川里をつなぐ連陸橋の名称を審議・議決する予定」と明らかにした。国家地名委員会は、大学教授など専門家らが橋の名称など各種地名を最終決定する委員会だ。