【取材日記】安倍氏の君子豹変を期待しながら
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.12.20 11:31
自民党の圧勝で終わった日本の総選挙の結果は3年3カ月前の総選挙のコピー版だ。勝者と敗者が変わっただけだ。日本の有権者の投票行為を見ていると容赦ない。適当な牽制勢力だ何だはない。片方に大量の票を入れる。そのため勝った側はうぬぼれる。
3年3カ月前、54年ぶりの政権交替を成し遂げた民主党もそうだった。国家財政は破綻したのに高速道路無料化、児童手当て月2万6000円支給など現実性のない公約にしがみついた。正しくないことを知りながらも「国民が望む」と押し切ろうとした。最初は歓呼し喝采を送った有権者が「だまされた」と悟るにはそれほど長くかからなかったからだった。そして今回の選挙で民主党に「レッドカード」を突きつけた。厳密に言えば今回の選挙は自民党の勝利でなく民主党の敗北だったのだ。できることとできないことをごちゃまぜにした結果だ。