【中央時評】中国の下心(1)

【中央時評】中国の下心(1)

2016年02月20日12時50分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  韓半島(朝鮮半島)に垂れ込める中国の影が一層陰鬱になった。北朝鮮の核兵器がますます威嚇的になっても中国は北朝鮮をかばおうと忙しい。中国の下心は何か。

  国家と執権勢力は利害が多少食い違う。市民の意が政治に反映される社会ではそのような食い違いは制限される。圧制的社会では執権勢力の利益がまず追求されて国益は執権勢力に役立つ限度だけが考慮されるのでこの食い違いは大きくなる。

  中国共産党政権は共産主義の理想郷をつくろうと権力を独占すると話してきた。中国が1970年代末期に共産主義命令経済を捨てて自由主義市場経済を採択したため、共産党政権は正当性を失った。だが、彼らは権力を握ったまま民族主義を前面に出して正当性を取り戻そうとする。

  1842年にアヘン戦争で惨敗してから1945年に日本が退く時まで中国は外勢に苦しめられた。このような「百年国恥」を終わらせたのは共産党ではなかった。太平洋戦争での主役は米国だった。中国は脇役に留まり、そのうえ当時中国を代表していたのは国民党だった。

  共産党が前に出したのは韓国戦争(朝鮮戦争)だ。彼らはいわゆる「抗米援朝戦争」から「北朝鮮」を助けて米国に「勝利」することで自分たちが百年国恥を終わらせたと主張する。

  中国が「抗米援朝戦争」で勝ったとすれば北朝鮮が韓半島(朝鮮半島)の主人でなければならない。韓国が良い暮らしをして北朝鮮は没落した状況は、中国政権としてはただ困惑的するばかりだ。自身の正当性を支える民族主義的歴史解釈を守るには中国政権は北朝鮮政権の崩壊でも防がなければならない。

  もちろん中国は韓半島の分裂をひそかに喜んでいる。悪漢国家(rogue state)である北朝鮮に対して影響力を持っているという事実は米国との交渉での“使えるカード”でもある。

  しかし、中国政権が北朝鮮政権をかばう最大の理由は北朝鮮政権の崩壊が中国に及ぼす影響だ。北朝鮮で圧制的政権が崩れれば自由化の風が中国にも吹くようになるだろう。一国の革命は隣国にも革命の気勢を巻き起こす。最近の例では「アラブの春」で、当局の恣意的取り締まりに死をもって抗議したチュニジアの若い行商は閉鎖的なアラブ社会の圧制的政権を一気に崩した。先日は香港当局の行商取り締まりが激しい反中国デモをまねいた状況は「天安門事件」の悪夢に苦しめられる中国政権の寝覚めをより一層悪くしている。

【中央時評】中国の下心(2)
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