【社説】銃乱射事件への対応…軍が不信感を招くとは
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.03 15:08
陸軍第22師団銃乱射事件への軍当局の対応に批判が出ている。事件発生直後の不十分な初動対処に続き、偽りの発表疑惑まで提起された。親たちは「このような状態で、どのように安心して息子を軍に任せるのか」と不安を感じている。
銃乱射事件をめぐる疑惑が膨らんだのは、犯人であるイム兵長が軍当局の発表内容と異なる陳述をしたからだ。軍当局はその間、イム兵長の検挙過程で捜索組小隊長が腕に銃弾が貫通する傷を負ったことに関し、「イム兵長の銃撃を受けてけがをした」と説明していた。しかしイム兵長は「銃が故障していた。逃走過程では銃を撃たなかった」と主張している。軍捜査機関は小隊長が受けた傷が誤認射撃によるものかどうかを調べている。軍当局は「逃走の過程で捜索チームとは3回出くわしたが、使いを頼まれて行くと話すと制止されなかった」というイム兵長の陳述に対しても、納得できる釈明を出せずにいる。