<Mr.ミリタリー>北朝鮮「封じ込め」に方向転換したトランプ大統領(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.11.10 12:59
トランプリスクはなかった。8日に終了した韓米首脳会談では衝突を避け、お互い実利を選択した。文在寅(ムン・ジェイン)大統領は北核の平和的解決を、トランプ米大統領は経済的利益をつかんだ。しかし北核危機にはこれといった解決策は出せなかった。その代わり両国は同盟と力を強調し、空母を韓半島(朝鮮半島)に集結させた。韓半島は今後どうなるのか。中央日報は首脳会談の直後、世宗(セジョン)研究所と緊急座談会を開いた。
◆北核解決は封じ込めで
今回の首脳会談で韓米が共感したのは北朝鮮に対する「最大の圧力」だ。しかし北核へのアプローチに関する具体的な議論は不足した。デビッド・ストラウブ世宗研究所研究委員は「首脳会談の結果については両国とも評価しているようだ」としながらも「両首脳間に真摯な対話があったのか疑わしい」と述べた。ストラウブ委員は「(両国首脳が)一緒に立っていたが、それぞれ別のところを眺めているようだった」とし「トランプリスクがなかった理由は、期待があまりにも低いために出てきた認識の結果」と述べた。文大統領は韓半島(朝鮮半島)戦争に反対するという主張をせず、トランプ大統領も対北朝鮮軍事オプションを取り上げなかった。