健康気遣う男性たち…男女期待寿命格差8.4年→ 6.5年=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.12.04 13:54
政府高位公職者パクさん(51)は2年前に手首に着けるウェラブル機器を購入した。機器はスマートフォンと連係して心臓拍動数と睡眠状態、1日の歩数を記録する。週末まで政府行事が続く窮屈な日程だが、パクさんはこの機器を見ながら暇あるごとに健康状態を気遣う。歩数が不足すれば短い距離は歩いたり週末に登山しに行く形だ。パクさんは「40~50代になると周りに糖尿やがんと診断される人が出てくる」とし、「家族歴に高血圧もあるため酒も減らし常に健康を維持する」と話した。
男性が先端機器を活用して健康を維持したり飲酒習慣を変えることで男女間期待寿命の差も減っている。3日、統計庁が発表した「2014年生命表」によれば男女間期待寿命の差は1985年に8.4年で最大だったが2004年の6.8年から昨年6.5年と格差が減っている。韓国統計庁のイ・ジヨン人口動向課長は「死亡原因にともなう統計で男性の肝臓と関連した死亡率が大きく減ったのが男女間格差を縮小した原因」と話す。男性の肝臓がん死亡率は2004年に4.1%だったが、2014年に3.9%と低くなった。反面、女性は2004年と2014年ともに1.7%で変わっていない。肝疾患死亡確率も男性は2004年3.1%から2014年1.9%に減ったが女性は同期間0.2%ポイント下落に留まった。高麗大学のキム・ドンシク肝胆膵外科教授は「80年代から肝炎予防接種が始まったうえに酒のグラスを回して飲む文化が衰退したのも男女間格差を減らすのに影響を与えた」と話した。