【コラム】台湾が核で脅かしても中国は沈黙するだろうか=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.09.11 15:02
国際社会の基本である政経分離原則は消え、時代錯誤的な冷戦時代の敵意だけをギラつかせている。両国が戦略的協力パートナー関係だという甘いレトリックは、悪臭を放つごみ箱に成り下がって久しい。そうしながら、米国トランプ大統領の保護貿易主義に対抗して自由貿易を先導するという習主席の空虚な約束を信じろというのか。THAAD配備は文大統領が8日に明らかにした通り、「戦争を防ぎ、国民の生命を守る最善の措置」だ。万一、中国の目前にある台湾が、北朝鮮のように核で武装して脅威を高めたら、中国は北核に対してのように沈黙するだろうか。そんなことがあるわけがない。
THAAD配備程度ではなく、台湾を封じ込めて戦争も辞さないだろう。それでも韓国が防御用のTHAAD1砲台を配備したと言ってこのように無差別的な経済報復を行うのは大人のやることではない。THAADが中国を監視する用途だという疑いを持っているなら、星州に来て直接その目で確認すればいい。韓国は米軍を説得していくらでも疑問を解く意志がある。今は中国が落ち着きを取り戻して本質を直視するべき時だ。