【社説】女性大統領朴槿恵…華麗な記録、重い荷物(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.12.20 10:55
朴槿恵登場に合わせ韓半島周辺には新しいリーダーシップが構築された。米国のオバマ大統領は2期目に入り、中国は第5世代の習近平体制がスタートした。日本の安倍極右政権は覇権の過去に戻ろうとする野心を見せている。朴槿恵は韓米日同盟を再整備し中国との協力を基に北朝鮮を管理して統一時代に備えなければならない。このような外交的課題は40年前の父親の時代よりさらに重いかもしれない。
挑戦が激しくても応戦がしっかりしていれば恐れるものはない。だが、韓国はそうではない。大統領選挙の結果は深刻な分裂と対立を見せてくれた。両側の磁石に集まる砂鉄のように、韓国社会は保守・進歩の二極化を見せた。特に世代間、地域間の対立を治癒しなければならない。今回も「東・セヌリ党、西・民主党」の構図が再演された。嶺南と湖南間の深い断層も相変わらずだった。世代間対立の様相は2002年より拡大することはあっても減らなかった。朴槿恵は国民大統合を主唱した。だが、現実は厳しい。2大勢力は来年4月の再補欠選挙で再び正面から対立するだろう。いざという時には李明博(イ・ミョンバク)政権初期のキャンドルデモが再演されかねない。