【噴水台】ハローキティ

【噴水台】ハローキティ

2007年04月08日09時45分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  日本はキャラクターの強国だ。市場の規模が2兆円を上回る。キャラクター産業は、日本が、米国に続き大衆文化強国の第2位に上がるようにした力でもある。全世界の児童がポケモン、ドラえもん、セーラームーンのような日本のキャラクターと共に育つ。

  「ハローキティ」は日本のキャラクター産業の第1世代だ。日本で最もお金をたくさん稼いだキャラクターであり、世界的にもベスト5に入る。サンリオがキティで稼ぐ収入が年間5億ドル(約600億円)だ。ライセンスを獲得したおよそ40カ国の企業の売り上げまで含ませると毎年数十億ドルを稼ぐ。関連商品が約2万種類で、日本に2つのテーマパークがある。

  キティは1974年の東京生まれだ。極度に単純なデザインで可愛さの象徴になった。アニメーション映画やマンガから来た他のキャラクターとは異なり、原典なしにも33年を生きのびた。「ハローキティの感性マーケティング戦略」は、キティの人気を「可愛さの崇拝」という日本文化に結びつける。可愛さへの熱狂は、大量な産業社会の生き方の「非人格化」に対する日本式の対応だとのこと。そうした可愛さの文化が従順な女性のイメージを強いるとの批判も相次ぐ。

  70年代のキティのイメージは、世界経済を脅かす「経済動物」こと日本人が、世界に見せられたかったイメージでもあった。当時まで日本の象徴は「ゴジラ」くらいだった。90年代半ばにはクリスティーナ・アギレラ、マライア・キャリー、タイラ・バンクスなどと言った西欧のトップスターらが「キティのマニア」であることを告白し、ブームをそそのかした。「子供のように可愛く飾る文化」の全世界的な拡散である。

  日本専門家のダグラス・マッグレー氏は02年に米国の外交専門誌「フォーリンポリシー」に「キティは日本の文化的影響力が全世界に広がる証拠」とし「多くの国家が自国の固有文化の衰退を懸念するグローバル時代に、日本の文化的能力の裏に隠されている天才的な特質を象徴する」と書いた。

  東京郊外に位置したテーマパーク「ピューロランド」は、東京ディズニーランドより規模は小さいが、さらに多くの外国人観光客を呼び集めている。数多くのキティショーが繰り広げられ、あらゆる商品が販売される。日本が最高の文化商品に誇り、海外市場への攻略に熱をあげている女性だけの歌劇団「宝塚」の公演も欠かさない。

  前述した本は、米マイクロソフト社のビル・ゲイツ会長が、56億ドルにキティブランドの買収を提案していたと記している。キャラクターの恐ろしいパワーと価値だ。韓国のキャラクター産業はどこくらいに来ているのだろうか。
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