【海軍哨戒艦沈没】激しく裂けた切断面…魚雷爆発の可能性
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.04.16 08:34
15日に引き揚げられた海軍哨戒艦「天安(チョンアン)」の艦尾の切断面は、魚雷または機雷などの爆発物によって鉄板が裂けたような痛ましい姿だった。正面から見た艦尾の切断面は暗い洞窟を連想させた。深さが分からないほどえぐれていた。その他の部分は比較的損傷が少なかった。
全体的には艦艇の左舷の下側で爆発し、「天安」が二つに割れたとみられる。艦尾の切断面は左舷上部の甲板が右舷側よりも上がっていた。爆発物の破壊力が右舷よりも左舷に大きく作用したということだ。艦尾1階の中央には下士官の食堂が、切断面の左側には建造物倉庫が、右側には機関調整室と元士・上士の食堂が位置している。艦艇の内部が各室に分われているため、左舷に爆発力が加わった時、左側により大きな力が作用し、その結果、左舷甲板がさらに大きく突き上がったとみられる。
船体の切断面の下部が陥没しているのは、爆発をともなう衝撃が下側の水中から来たためと解釈される。専門家らはこうした現象について「魚雷や機雷によって発生するバブルジェット現象でのみ表れる」と指摘する。結局、魚雷または機雷が左舷に衝撃を与え、「天安」が沈没したと推定される。初期の爆発によって左舷の下部が貫通し、1.0-1.5秒後にバブルジェット現象で「天安」が上下に数回曲がりながら切断されたと分析される。