韓経:【時論】自国籍船の積取比率を高めてこそ「海運韓国」取り戻す
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.01.04 13:19
世界5位だった韓国海運産業の一つの軸が崩れている。韓国を代表する外航定期船会社の韓進海運はアマチュア的な法定管理決定のため清算を控えていて、一つ残った現代商船までがまともなアライアンス(海運同盟)に加入もできず、世界的な無限競争の海に放り出された。
1980年代まで定期船海運は船会社が集まって運賃を決める海運同盟を利用し、収入が安定していた。その後、海運同盟が瓦解して船会社間の競争が激しくなり、運賃は下落した。コンテナ船が大型化し、商品を積んで運ぶ船腹量は大きく増えたが、物流量はむしろ減少し、船舶の空きが多い状態(最大30%)が続いている。大幅な廃船措置がなければ運賃はさらに下がるしかない構造だ。アライアンスを通じて経費を節約し、採算が取れるよう努力しているが、力不足だ。船腹量を調節する協力体制がないため、他の船会社が倒産して船腹量が減るのを船会社は待っている。しかし韓国の韓進海運がこうした需給不均衡の直撃弾を受けた。韓国の船会社を保護する措置が求められる。