中国第1四半期7.4%成長…予想より良好だが前途には不安も(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.04.17 11:40
ただ、見通しは明るいばかりではなさそうだ。ブルームバーグによると英国系金融会社のスタンダードチャータードは、「将来を推測する指標が尋常でない。成長鈍化が続く見通しだ」と明らかにした。実際にこの日発表された第1四半期の住宅売買実績は前年同期より7.7%減った。住宅建設も前年同期より25%減少した。
中国政府の高強度の緊縮のためだ。中国政府は不動産と信用バブルを沈静化させるために総通貨(M2)供給を減らした。そのため3月に新規貸付が前年同月比で19%減少した。バブルだった住宅景気が沈静化の兆しを見せたのは良いことのように見える。だが、経済成長にはうれしいばかりではない。国家統計局は「不動産部門が国内総生産(GDP)で占める割合は16%程度」とした。ロンドンの金融産業が英国のGDPで占める割合と似ている。こうした住宅部門の鈍化は短期的に成長率を引き下げるのが常だ。