アシアナ航空が中国の一部路線の座席数縮小および減便を決めたと韓国メディアのマネートゥデイが報じた。これは今月７日に韓国政府がＴＨＡＡＤ（高高度ミサイル防衛）配備を完了したことに伴う中国の報復対応に備える内容だ。

同メディアによると、アシアナ航空はことしの冬季スケジュール（２０１７年１０月２９日～２０１８年３月２日）で、前年同期間に比べて中国の一部路線は座席数を縮小し、仁川（インチョン）～桂林路線は減便を実施する。

金浦（キンポ）～北京、仁川～長春、仁川～浦東、仁川～南京などの路線は航空機の機種を変更して供給する座席数を縮小する。仁川～桂林路線は１０月２９日から１２月３１日まで週７回から週４回に減便される。

アシアナ航空はことし３～４月、ＴＨＡＡＤの影響で中国の需要萎縮が予想される一部の路線に対して７９往復の減便を実施したことがある。アシアナ関係者は「ＴＨＡＡＤ事態の長期化で中国路線の縮小計画を１０月から施行予定の冬季スケジュールにすでに反映した」とし「韓国と中国を行き来する需要が減少したことに伴う供給の縮小」と説明したと、同メディアは伝えた。