【中央時評】あまりにも違う時代に生きている私たちの大統領=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.12.07 14:58
弾劾が持ち上がった数多くの大統領から心理・情緒上の問題が見いだせる点は誠に興味深い家庭環境に恵まれなかったニクソン米大統領は入学許可をもらっていたハーバード大への進学をあきらめなければならなかった。富豪の子息でハーバード出身のケネディにいつもコンプレックスを抱いていた。策略と陰謀の達人で、苦労の末に大統領職にまで上り詰めた彼は、結局、盗聴という無理な手段を使って辞任に追い込まれた。高卒の盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領も主流コンプレックスに苦しめられた。ハンナラ党が自身を大統領として認定していないという強迫観念に苦しめられた。ついには傾いた運動場をひっくり返そうとする彼の露骨な与党総選挙支援発言は弾劾訴追の対象になった。アルコール中毒者である継父の下で育ったクリントン大統領は治療が必要だったセックス中毒を克服できず、生まれながらのその有能さに汚点を残した。
的外れな談話で弾劾を自ら招いてきた朴槿恵(パク・クネ)大統領の最も大きな誤りは何か。