韓経:【コラム】人民元のSDR編入、中国金融ビジネスチャンスだ=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.09.30 14:10
中国の人民元(RMB)が10月1日付で国際通貨基金(IMF)の特別引き出し権(SDR)に編入される。2001年世界貿易機関(WTO)の加入に続き、金融領域でも世界経済の重要成員になる。
人民元のSDR編入は多くの反対と議論があった。しかし、中国は2014年基準で国内総生産(GDP)10兆8000億ドル(世界比重13.5%)、貿易3兆9600億ドル(世界比重11.9%)、外貨準備高3兆3000億ドルの実体を基盤にIMFの関門を突き抜けた。IMFでも世界の経済発展の約30%は中国から出ているという現実を無視できなかったにちがいない。人民元のSDR編入は、今すぐその効果は現れにくいかもしれないが、世界経済の構図を漸進的に変化させる動因としては充分だとみる。