「この土地逃せば機会ない」10兆を自ら決めた現代車会長(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.09.19 11:52
意志の10兆ウォンが現実の10兆ウォンになるのが可能だったのには地主の性格も作用した。この土地は公企業である韓電所有だ。国の土地だ。「その金を個人が持って行くのではなくないか」という鄭会長の言及もあった。韓電の借金は58兆ウォンだ。返せなければ結局税金で補わなければならない。韓電関係者は「売却代金を借金縮小にまず投じるだろう」と話した。ソウル市も福祉財政を増やすことができるようになった。現代車はソウル市に取得税などで約5000億ウォンの税金を出して、土地の40%は寄付進呈をしなければならない。土地ではなくお金で支払えば1兆3000億ウォンだ。寄付進呈額は落札値でない鑑定価格(約3兆3000億ウォン)で算定する。
三成洞敷地の周辺は期待に浮き足立っている。現代車はそこにGBCの他に自動車体験館などを建てて自動車タウンにする計画だ。70~100階建てビル2棟を建てる方案が推進されている。年間250万人が訪れるフォルクスワーゲンの「アウトシュタット」が工場を中心にした自動車タウンならば、こちらは都心型ランドマークの性格が強い。最近2年間で周辺地価は50%以上上がった。中小型ビルが3.3平方メートル当たり8000万~1億ウォン水準だ。幸運公認キム・ソンイル社長は「現代車関連業者が集まるという期待に中小型ビルの工事が大幅に増えた」と伝えた。しかし直ちに変わるのは難しい。ソウル市許認にだけで3年、建物建設に4~5年は必要だ。合わせて8年、入居(入店)は2023年頃可能となる見通しだ。