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【コラム】規定がなく事業ができない「無規制の逆説」を打ち破ろう=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.02.19 17:20
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自動車、航空産業にダイエットブームが起きている。重さを減らすと同時に安全性と燃費を高めようというアイデアだ。その中心には「炭素繊維」がある。

鉄というぜい肉は減らし、炭素繊維という丈夫な強骨を維持すれば可能になる。重さは鉄の4分の1、強度は10倍という。140年ほど前にエジソンが竹を炭化させたフィラメントからアイデアを得て、アクリル繊維を炭化させて作り出したのが炭素繊維だ。今では義足、楽器、ノートブックケースから宇宙航空、防衛産業、建築にまで広く応用されている。

 
夢の新素材だが、我々の制度はまだ十分でない。全羅北道完州に工場がある素材企業はCNG(圧縮天然ガス)運搬容器を炭素繊維で作り、軽くて安全な製品を発売しようとしたが、早期事業化が難しいことを知った。運搬容器の材質を定めた規定に「鋼鉄」だけがあり「炭素繊維」はなかったからだ。皮肉にも規制条項がなくて事業ができないということだ。

いわゆる「無規制の逆説」の相当数はポジティブ規制枠ために発生する。「定められたものだけが可能」になっているため、新しいアイデアがあっても事業化が難しいということだ。このため規制改革先進国という米国、英国に続き、中国も昨年「定められたものを除いてすべて可能」というネガティブ規制枠に変えた。新市場獲得競争で韓国は出発ラインから遅れているということだ。「企業は100マイルの速度で走るが制度は30マイル」というアルビン・トフラーの言葉通りだ。

幸い、朴槿恵(パク・クネ)大統領の主宰で17日に開かれた貿易投資振興会議で「無規制の逆説」を克服するほどの意味のある発表が出てきた。産業通商資源部は「ネガティブ方式の規制審査」を通じて新産業投資の問題点として申告されたすべての規制を原則的に改善すると明らかにした。制度の空白による投資の問題点を埋めるということだ。また新製品の速やかな発売のために市場進入ファストトラック(Fast Track)を構築するという。もちろん炭素繊維に対しても制度的な基盤を築き、関連産業を活性化するという約束もした。この流れで国会もこれを後押しすることを望む。

2014年に発議された「行政規制基本法」改正案には、ポジティブ規制のネガティブ化、そして規制を解除した公務員にすべての監査免責など規制フレームを根本的に変えることができる意味ある内容が多数含まれているが、長期間にわたり立法が遅れている。与野党の隔たりが大きくないだけに今回の2月の臨時国会で必ず通過することを願う。1971年に日本で世界で初めて炭素繊維が量産されたが、「金食い虫」扱いを受けたという。複雑な工程で費用がかかるという理由でだ。しかし日本政府はこの時から炭素繊維の育成に入り、現在、世界市場の70%を握っている。今が政府・国会・経済界が協力して「無規制の逆説」を打ち破る絶好の機会だ。

イ・ドングン大韓商工会議所常勤副会長

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