【社説】韓国、今こそ“配慮するデモ文化”に変えるべき
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.05.07 10:16
集会・結社の自由は、表現の自由の一つの形態として民主国家における核心的な価値だ。韓国の憲法は、すべての国民が集会の自由を持っていると規定している。だが、国家の安全保障・秩序維持・公共福利のために必要な場合には法律で制限することができるようにしている。
中央日報の“デモ文化、今こそ変えよう”特別取材は、このような憲法の趣旨が面目を失うほど秩序と公共福利を無視した不法や非常識に流れつつある現在の状況を告発している。国民の意識は、21世紀だというのにデモと対処の方式が依然として前近代的な水準にとどまっているという指摘だ。騒々しい拡声器の使用で騒音被害を及ぼし、葬送曲を一日中流しては嫌悪感を誘発し、道や出入口を防いで不便を与えるなどの非常識なデモが1度や2度ではない。その被害はそっくり韓国の国民が受けている。