北朝鮮人権活動家キム・ヨンファン氏「中国で苛酷行為受けた」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.07.26 10:52
これと関連し、外交通商部の対応が適切だったかに対する論議が起きている。3月29日に逮捕されたキム氏は1カ月ほど後の4月26日に初めて瀋陽総領事館の職員と領事面談をした。遼寧省国家安全庁丹東捜査局で20分ほど行われた面談でキム氏は「苛酷な行為があったか」という質問に「この場でそうした話ができるか」と話した。当時の状況から見て苛酷行為の兆候があったのに外交通商部は中国側に問題提起をせず、キム氏の苛酷行為の主張が出てきた2度目の面談以後の対応も消極的だったという指摘が出ている。
これに対して交通商部当局者は「中国側に事実関係確認を要請し厳重に問題を提起した」と話した。彼は続けて「6月11日の領事面接の際にキム氏から中国当局の苛酷な行為に対する陳述を初めて聞いた。直後に中国側に事実関係確認を要請しており、もし事実ならば厳重に抗議するといった」とした。