【コラム】韓国とエジプトの歴史の共通点

【コラム】韓国とエジプトの歴史の共通点

2018年12月19日10時59分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  先月、公共放送の歴史関連の番組に出演した。主に韓国の歴史を扱っている番組だが、出演オファーを受けた時、私のような者が語る言葉はあるのだろうかと思った。ところが、韓国の歴史とエジプトの歴史は共通点があるという考えで出演することになった。

  番組は大韓帝国時代を扱っていたが、研究すればするほど大韓帝国とエジプトの間の共通点が見つかった。それが大韓帝国を治めていた日本人・伊藤博文が当時エジプトを治めていた英国の統治技術を学ぼうと努力していたという事実だ。

  番組に出演することになり、正確に歴史を知って伝えなければなければならないと考えた。主題について教えてもらい、すぐに検索した。伊藤博文が当時模倣しようとした人物はエジプトを統治していた英国総領事のクローマーだ。彼は19世紀末から20世紀始めまで25年間エジプトを治めた人物だ。

  クローマーは私にとってなじみのない人間ではないが、正確に知っているというわけでもない。中・高の時に歴史の授業で聞いた名前であることは確かだが、その後は聞いたことがなかったからだ。そのため、調べる過程で故郷の友人に聞いてみたが、彼らの返事も「その人って誰だっけ」だった。クローマーの弾圧を体験しながら辛い時代を生きた先祖の末裔たちはそのことをよく知らないという意味だ。

  だから比較してみたかった。果たして韓国人で伊藤博文を知らない人はいるだろうか。普段会っている韓国人数人に聞いてみた。驚くことに知らない人はいなかった。さらに、ソウル銅雀区(トンジャクク)で生まれて育ち、城北区(ソンブクク)をよく知らない友人の返事も「私たちを弾圧したその日本人ではないか」だった。

  韓国とエジプトは同じように植民地弾圧と迫害を体験した国だ。韓国にも親日派がいて、エジプトにも親植民地統治派がいた。伊藤博文がクローマーをまねようとした理由は、彼が植民統治者でなくエジプトの発展のために派遣された人という一部の認識のためだった。

  現在の韓日関係を見ると、韓国がエジプトよりもはるかにうまくやっているのではないかと思う。韓国と日本はいま平和な関係を維持していて、同じようにエジプトと英国の関係は非常に良好だと言える。ただしその違いは、韓国の人々は過去のことを記憶していて、エジプトはほぼすべて忘れつつあるということだ。

  セミ・ラシャドゥ/JTBC『非首脳会談』元出演者
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