15万人の外国人集まる今週…まだ足りない韓国の「観光プラスアルファ」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.05.04 09:09
韓流と結合したサービス業は雇用創出にも確実に寄与している。韓国銀行によれば飲食店および宿泊サービス業と文化サービス業の就職誘発係数はそれぞれ26.6人と22.3人で、半導体(3.2人)・自動車(8.8人)・船舶(7.1人)など製造業を大きく上回る。就職誘発係数は10億ウォンの売り上げ(需要)が追加で発生する時、直接・間接的に生まれる雇用を人数で示した指標だ。観光関連サービス業種で10億ウォンずつ売り上げが増えるたびに22~26人が新たに雇用されうるということだ。
幸いサービス業の売り上げを左右する外国人観光客数は着実に増えている。観光公社によれば今年3月までに360万人余りが入国して昨年の実績(321万人)を大きく超えた。問題は需要について行けない観光サービスのインフラだ。世界経済フォーラムが発表した「2015年観光産業競争力指数」で韓国はマレーシア(25位)よりも低い29位だった。細部的には「観光政策」が82位と最下位、「観光インフラ」も40位で落第点を受けた。外国人観光客の韓国への再訪問率が34.9%(2014年)で5年間で最低値に落ちたことと無関係ではない。