【時視各角】弾劾審判後の分裂がもっと恐ろしい=韓国(1)

【時視各角】弾劾審判後の分裂がもっと恐ろしい=韓国(1)

2017年02月28日11時18分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  不吉な予言はいつも当たるものだろうか。弾劾案発議直前だった昨年11月、一カ所に集まった政界元老20人余りが朴槿恵(パク・クネ)大統領の「秩序のある退陣」を促した警告は次のようなものだった。「弾劾審判が始まれば深刻な国論分裂が起きるだろう」。不幸にも賢者の予言は現実になった。

  「どのように決定されようが、この懲り懲りの混乱が一刻も早く終わってほしい」と望むのは筆者だけでないだろう。だが、果たして終わるだろうか。

  昨年は国論分裂にさいなまれた国が特に多かった。昨年6月、欧州連合(EU)の離脱をめぐって国民投票を行った英国では、現役議員が殺害されるほど深刻な対立を経験した。特に、世代間対立が激しかった。欧州大陸を自由に出入りする若年層は残留を望んだが、老・中高年層は離脱を支持したからだ。最悪の大統領選を行った米国でも国論が分かれ、ドナルド・トランプ氏の当選に対する不服従運動まで起きた。

  韓国と似たような道を歩んだのはブラジルだった。腐敗疑惑で初の女性大統領だったジルマ・ルセフ氏に対する弾劾案が提起されると、400都市で賛否をめぐるデモが激しく展開された。結局、その年8月に弾劾案が成立され、ルセフ氏は退陣を余儀なくされた。

  注目すべきところは弾劾後にもブラジルの分かれた国論はまとまらなかったという事実だ。激しいデモは相次ぎ起き、ミシェル・テメル新任大統領まで弾劾される政治不安が続いた。安定に欠けた経済がうまくいくわけがない。2015年-3.8%のマイナス成長となったことに続き、昨年の成長率も-3.5%に終わった。失業率は過去最悪の12.6%に上昇して無職者が1300万人に達した。

  韓国もブラジルより良い状況ではない。あちこちで「ろうそくゾンビ」「アスファルトおじいさん」のような憎しみに満ちた言葉があふれている。弾劾を賛成する側は「棄却されれば革命が起きるだろう」と、反対する側は「認容されればアスファルトに血が落とされるだろう」と脅している。少なくない大統領選候補が「望まない決定なら受け入れるな」と直接的に不服従を煽っている。このままなら、全国が今よりもっと激しい国論分裂の火中に飛び込むことになるだろう。

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