【社説】韓中経済協力の新しい枠を組もう
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.03 13:50
中国の習近平国家主席が200人の大規模経済使節団を率いて3日に韓国を訪問する。世界最大の電子商取引企業「アリババ」の馬雲(ジャック・マー)会長と中国最大検索エンジン「Baidu(百度)」の李彦宏会長をはじめ、中国を代表する財界人が多数含まれている。4日に大韓商工会議所の主催で開催される韓中ビジネスフォーラムで、韓国側の財界人と韓中経済協力の拡大について議論する予定だ。朴槿恵(パク・クネ)大統領と習主席は首脳会談とは別に、このフォーラムに出席する予定だ。これは、習主席の訪韓において、韓中間の経済協力案が政治・外交的な懸案に劣らず両国の大きな関心事であることを反映している。
実際、韓中修交22年間、両国の経済交流規模は飛躍的に拡大したが、経済協力方式にはそれほど大きな変化がなかった。韓国は中国の人材を活用するために中国に投資し、ここに必要な原材料と中間材を輸出する一方、中国は中低価格の工業製品と農水産物を韓国に輸出するというパターンだ。しかしこうした方式の経済協力はもう限界に直面している。もう中国は低賃金労働力を唯一の競争力とする「世界の工場」ではない。中国は規模だけが世界2位の経済大国に成長したのではなく、技術的にも国際市場で韓国と激しく競争する高度産業国家に変身した。世界的な競争力を備えた先端企業が次々と登場し、資源と投資分野ではすでに世界トップレベルに浮上した。その間、両国の経済交流を増やしてきた経済環境と構造が変わったのだ。