【取材日記】校内暴力対策、人格教育が先だ=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.07.25 13:26
校内暴力のまん延は人格よりも入試教育を優先視してきた学校の責任が大きい。
2011年に大邱での生徒自殺を受け年2回の校内暴力予防教育が義務化された。だが、学校現場での予防教育は形式的なのが常だった。1000人を超える生徒を講堂に集め講師1人で話したり、関連動画を見せる学校がほとんどだ。
教育部も23日に校内暴力対策補完策をまとめ、「単純伝達式の形式的教育が行われている」と自省した。6月の監査院発表ではこうした学校が調査対象の29.4%に上った。教育部がこの日人格中心の予防教育の充実を最も緊急な補完策として提示したのもそうした理由だ。共感、意思疎通、対立解決、自己の尊重、感情調節のような道徳性を役割劇などの体験を中心に生徒に教えるということだ。遅くはなったが幸いなことだ。