「制裁緩和」投げかけた文大統領…童話のような結末は実現するか(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.10.21 13:17
彼は続けて「どの時点で国連に対北朝鮮制裁緩和案が上程されるかはわからない」としながらも、「文大統領が就任後に東南アジア諸国などに外交の裾野を拡大し韓半島の状況に対する支援を要請したのも国連次元の決定を念頭に置いた布石だ」と説明した。その上で「ローマ法王が文大統領が要請した訪朝に対し予想を超えるほど積極的な返答をした。法王庁の動きも国際社会の世論形成に大いに役立つだろう」と話した。
◇米「非核化に沿って制裁緩和」
問題は非核化後に制裁解除が可能だという米国だ。米国務省は19日に文大統領が欧州首脳らに対北朝鮮制裁緩和の必要性を強調したことに対するボイス・オブ・アメリカ(VOA)の論評要請に「トランプ大統領は非核化に沿って制裁が緩和されるだろうという点を非常に明確にしてきた」と明らかにした。国務省はただ、「非核化に速く到達するほど制裁を速く解除できる」とし、制裁解除の可能性を開いている。