2年前にサムソンを攻撃したエリオット…今度は現代車に宣戦布告(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.04.04 15:19
エリオットは韓国でも聞き慣れた名前だ。2015-16年にエリオットはサムスンとも一戦を繰り広げた。2015年にサムスン物産と第一毛織の合併比率が株主に不利だとして反旗を翻した。2016年には支配構造改革を問題に取り上げ、サムスン電子分割、30兆ウォン現金配当、米国上場などを要求した。
エリオットのサムスン物産・第一毛織合併反対は訴訟にもつながった。そして大統領弾劾を招いた崔順実(チェ・スンシル)・朴槿恵(パク・クネ)事態のきっかけになったりもした。大統領弾劾と大統領選挙後の昨年12月、公正取引委員会はサムスン物産と第一毛織合併に基づき「サムスンSDIはサムスン物産保有株をすべて処分しなければいけない」と従来の立場を変えた。
エリオットの宣戦布告に財界が緊張する理由はここにある。サムスン電子の前例を見ると、現代車経営陣とエリオットの勝負も短期で終わらない可能性が高い。エリオットの攻撃が伝えられると、現代車の株価は急騰した。
2年前にサムソンを攻撃したエリオット…今度は現代車に宣戦布告(1)