4月末に板門店南側で南北首脳会談
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.03.07 07:43
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長が「朝米対話の議題として非核化も議論することができる」と文在寅(ムン・ジェイン)大統領の北朝鮮訪問特使団に明らかにした。金正恩委員長に会った後、6日に帰国した青瓦台(チョンワデ、大統領府)の鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長は「金委員長は朝米対話に積極的に臨む用意があるという事実を明確にした」と述べ、このように伝えた。
金正恩委員長は「非核化目標は先代の遺訓であり、これに変わりはない」ということを明確にしたと、鄭室長は説明した。これに関連し、鄭室長は「北に対する軍事的脅威が解消され、北の体制の安全が保障されれば、核を保有する理由はないということを北側は明らかにし、非核化問題の協議と朝米関係の正常化のために米国と虚心坦懐に対話ができるという用意を表明した」と伝えた。鄭室長は「北は対話に出るために特に要求したものはなく、対話の相手として真摯な待遇を受けたいという意思を明らかにした」と述べた。
これを受け、非核化を目標とする対話だけを前面に出している米国が北朝鮮と接触するかどうかがカギになった。鄭室長によると、金正恩委員長は一度延期されて4月に実施される韓米連合軍事訓練について「4月から例年水準で進めることを理解する」と特使団に知らせた。しかし金正恩委員長は「韓半島(朝鮮半島)情勢が安定期に入れば韓米連合訓練が調節されるものと期待する」という立場を付け加えた。