【時視各角】安倍には憲法が粘土なのか(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.05.07 10:03
3カ月にわたる論議の末、1946年10月7日、平和憲法は衆議院を通過する。その日の本会議で吉田茂首相はこのように所感を語った。「衆議院と貴族院の熱情的で慎重な審議を経て、適切な修正を加え、新日本建設の礎となる憲法改正案が確定し…」。吉田首相が1分ほど発言する間、3度も拍手が起こった。GHQが強制した憲法なら、そうであっただろうか。これは秘史でも野史でもない。日本の衆議院、国会図書館のホームページにすべて出てくる内容だ。
それでも日本の右翼は集団で記憶喪失にでもなったのか。なぜ強要された憲法だと言い張るのか。この主張は最近の安倍晋三首相の“ハリウッドアクション”につながっている。彼は軍隊保有と交戦権を否認した9条を破棄しようと、まずは改憲規定の96条に手をつけようとしているようだ。衆参両院の各3分の2以上の同意となっている改憲ラインをそれぞれ2分の1に引き下げようという考えだ。