【コラム】サイバー安保と個人情報保護はコインの両面
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.06.28 15:41
最近米国では、国家機関が個人情報を無差別的に収集・分析しているという話が暴露された。サイバー安保の責任を負っている国防省の傘下機関である国家安全保障局(NSA)が、プリズムという検閲システムを運営していると元職員が内部告発したのだ。これにより、サイバー上での国家安保がより重要なのか、それとも個人情報保護がより重要なことなのかについての論議が熱い。
サイバーテロや攻撃の兆候を事前に知るためには、サイバー上で起きている多くの情報を収集・分析するのは必須だ。これが個人のプライバシーを侵害しうるということが論争の焦点だ。結論から言って、公開されたネットワーク上で得られる情報を収集・分析するのは個人情報保護法を狭い意味で解釈すれば違法ではない。複雑な分析を通じて多くの情報を融合すれば個人を識別できる情報を抽出できるのだが、これが個人情報保護法に抵触するかはあいまいな点がある。