韓国でも民間宇宙産業が本格化…中小企業が衛星・カメラ輸出
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.01.18 09:15
大田(テジョン)儒城(ユソン)の小型衛星生産会社サトレックアイは中小企業だが、売上高の65%以上を人工衛星の輸出が占める。KAIST(韓国科学技術院)人工衛星研究所の出身者が独立して設立したこの会社は現在、東南アジアの国から偵察衛星レベルの30センチ級超高解像度の人工衛星カメラを受注して製作している。受注金額は5300万ドル(約58億円)にのぼる。昨年10月にアラブ首長国連邦(UAE)が「UAE初の国産衛星」と誇りながら打ち上げた地球観測衛星カリファサットもサトレックアイの技術で製作されたものだ。サトレックアイの昨年の売上高は450億ウォン(約44億円、推定)で、今年は700億ウォンを目標にしている。
韓国でもようやく民間宇宙産業が本格化している。その間、韓国航空宇宙研究院(航宇研)など政府関連研究機関や大学が研究開発(R&D)レベルで宇宙技術を育ててきたが、最近は韓国航空宇宙産業(KAI)やハンファエアロスペースなど大企業からサトレックアイ・AP衛星など中小企業までが内需と輸出の双方で売上高を増やしている。