カカオトーク「傍受令状には応じない、検察「公務執行妨害」=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.10.14 10:12
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法務部の黄教安長官が13日、政府果川庁舎で開かれた国会法制司法委員会の国政監査で最近のカカオトーク家宅捜索議論と関連し準備された答弁内容を見ている。この日黄長官は「私はいまでもカカオトークを使っており、外部プログラム(メッセンジャー)は使わないでいる」と話した。
「サイバー検閲」議論に包まれたダウムカカオのイ・ソクウ代表が13日、「カカオトークに対する傍受令状には応じない」と話した。イ代表はこの日午後、ソウルのプレスセンターで記者懇談会を開き、「カカオトークユーザーの不安な気持ちをもっと早くに気付くことができず最近の状況まで達したことに心から反省する」としてこのように明らかにした。
イ代表は捜査機関によるカカオトークへの令状執行と関連し、「7日から傍受令状執行に応じずにおり、今後も応じない計画。公務執行妨害で処罰されるならば代表である私が罰を受ける」と強調した。合わせて「令状執行過程で最小限の情報が提供されるよう外部専門家による情報保護諮問委員会を構成する」と明らかにした。
この日のダウムカカオの発表をめぐり法曹界では実定法違反議論が起きた。検察関係者は、「裁判所の令状執行を拒否するのは明白な公務執行妨害であり現行犯で処罰できる」とし、「常識外の発表」と話す。ダウムカカオ関係者は「傍受はリアルタイムにやりとりされる対話を収集するものだが、ダウムカカオにはリアルタイムで傍受する技術も設備もない。傍受自体ができないので令状に応じられないという意味」と説明した。同関係者は、「過去には5~7日間単位で保存された対話内容を傍受対象に準じると判断して捜査機関に提供してきたもの」と明らかにした。令状拒否の方針はイ代表とダウムカカオ理事会キム・ボムス議長が協議して決めたとされる。