北朝鮮人民武力部には「CIA級」ハッカー組職があった
世界は今サイバー戦争中ロシアを含む東欧国家と北朝鮮・中国のハッカーはすでに国家的な組職となっている。規模もかなり大きい。北朝鮮は全国人民学校の子供を対象に英才を選別、「金星第1高等中学校」コンピューター組に送って教育する。これらの中で、さらに精鋭を選抜し、(ミリム)自動化大学や金策工科大学でハッカー教育をした後、人民武力部偵察局傘下のハッカー部隊将校に充員する体系的ハッカー育成をしているという。国情院関係者は「北朝鮮は500~600人規模のハッキング専門人材を保有、ハッキング及び指揮通信体系武力化任務遂行を目標としてハッキング技法を研究しているものと把握されている」と話す。
2004年4~6月、多数国家機関のパソコンが海外から全面攻撃を受けた。震源地は中国だった。海洋警察庁、国会、原子力研究所、国防研究院、国防科学研究所、空軍大学、海洋水産部、中小企業庁、統一教育院など国家機関のパソコン235台と企業・大学のパソコン79台など計314台のパソコンがハッキングされた。軍はこれを中国に拠点を置く北朝鮮ハッカー部隊の仕業だと推定した。当時、ソン・ヨングン機務司令官は「北朝鮮が金正日(キム・ジョンイル)国防委員長の指示で、精鋭ハッキング部隊を作って韓国の国家機関を攻撃し、情報を収集している」と発表した。一部には北朝鮮のハッキング能力は米CIA水準に劣らないという話もある。