「20世紀初めのわが国に『自力近代化』の可能性がなかったため、いずれにせよ列強に侵略されるしかなかったという考えは、極めて敗北的な歴史認識であるのみならず、学問的にも検証されていない主張だ!」
昨年「高宗(コジョン)代の再評価」をテーマに学界に熱い論争を呼んだソウル大学国史学科の李泰鎮(イ・テジン)教授は、8日の電話インタビューで、最近議論を醸している韓昇助(ハン・スンジョ)教授の主張について「日帝時代に総督府が主張した『恩恵授与論』をそのまま反復しているに過ぎぬ」と激しく批判した。 また「大韓帝国の近代化改革が加速化し、その成果が現れ始めたため、これに焦った日帝が不法な手段を使い、大急ぎでわれわれの国権を強奪した」とし「日帝の植民統治は、祝福すべきことではなく、わが民族の自力近代化の機会を奪い取った行為だ」と強調した。