釣り銭をポイントに積み立て、コインレス社会へ第一歩=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.04.20 13:09
「1300ウォンです。お釣りは積み立てましょうか?」
20日から主要コンビニエンスストアとマートで釣り銭を硬貨の代わりにポイントで積み立てできる。韓国銀行が流通会社5社とともに全国2万3000カ所の店舗で「コインレス社会」の試験運営を始める。全国にある主要コンビニチェーン3社(CU、セブンイレブン、ウィズミー)と大型流通チェーン2社(イーマート、ロッテ百貨店・ロッテマート・ロッテスーパー)でコインレス取引ができる。現金を支払う際に交通カード(Tマネー、キャッシュビー)やメンバーシップカード(新韓FAN、ハナマネー、ネイバーペイ、Lポイント、SSGマネー)を出すとそのカードに釣り銭分を積み立ててくれる。
19日にソウル・小公洞(ソゴンドン)の韓国銀行近くのコンビニで試演に参加してみた。1300ウォンのコーラを買い現金2000ウォンを出すとレジが釣り銭700ウォンを積み立てるかと尋ねる。これまでのように硬貨で受け取るのか、ポイントとして積み立てるのかを購買者が選択すれば良い。積み立てられるスマートフォンアプリのバーコードを提示した。レジ画面と領収書に釣り銭受領確認が表示される。コインレスの現金購入が簡単に終わった。一部店舗ではスマートフォンアプリではなくカードにも積み立てられる。ただし合計7種類の交通カードとポイントカードが店舗ごとに異なって適用されるのは限界だ。該当コンビニ・マートで使える積み立てカードを事前に確認して利用しなければならない。