ナスダックのバブル論でグローバル資金が新興国に流入
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.04.17 10:37
新興国証券市場が変わった。年初には「F5」と呼ばれる対応力の低い5カ国として名指しされたトルコとブラジルの証券市場が最近急な上昇曲線を描いている。原因は米国の証券市場が調整局面に入ったためだ。ITやバイオ銘柄など指数上昇を先導したナスダック成長株が業績に比べ株価がとても高く評価されたという懸念が出され、先月18日以降でナスダックは7.2%下落した。欧州の証券市場もウクライナ問題などで横ばいとなった。
すると世界の投資家が相対的に低評価されている新興国に目を向け始めた。新興国から22週連続で流出していたグローバルファンド資金が4月に入り純流入に転じた。おかげでブラジル(11.8%)とトルコ(12.5%)の証券市場は急騰した。中国(3.8%)と韓国(2.9%)、台湾(1.4%)も恩恵にあずかった。
しかし新興国に対する関心は長続きしない見通しだ。米国の証券市場が再び上昇傾向に持ち直せば投資家はいつでも資金を引き上げ先進国に戻ることができるからだ。サムスン証券のユ・スンミン投資戦略チーム長は、「米国の景気が回復しており、一時的調整後に上半期中は証券市場が上昇を続ける可能性が大きい」と話した。