大韓航空「迅速かつ正確に乗客を緊急脱出させた」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.05.30 09:24
27日、東京の羽田空港を出発して金浦(キンポ)空港に向かう予定だった大韓航空旅客機の左ウイング下のエンジンから火災が発生する事故が発生した。滑走路を移動中だったところで、搭乗していた乗客253人は非常脱出によって大きな負傷もなく全員が脱出した。だが大韓航空の乗務員が乗客を緊急脱出させる過程で適切な措置を取ったかをどうかをめぐり論議が起きた。大韓航空乗務員がまともに対応していなかったという指摘だが、これに対し大韓航空にいちいち反論する資料を出した。マニュアルどおり迅速かつ正確に乗客を脱出させたというのが大韓航空側の主張だ。
◆非常脱出過程が不適切だったという指摘に細かく反論
大韓航空がこうした反論資料を出したのは、大韓航空の現職副機長キム・スンギュ氏のフェイスブックの文章が大きな反響を呼んだことも作用した。キム副機長は28日午前1時ごろ、自身のフェイスブックに書いた文で某通信社の記者が書いた記事に言及して「記者がまともに取材もしないまま書いた記事だ」として「大韓航空の乗務員は、全員が学んだ通り完ぺきに緊急脱出を実施した」と主張した。フェイスブックではキム氏が書いた文章に2000件を超える「いいね」がつき、500回以上共有されるなど反応が熱かった。