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サムスンバイオの初めての作品、関節炎薬「ブレンシス」発売

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.12.04 10:14
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サムスンバイオエピスが開発したバイオシミラー(バイオ医薬品複製薬)製品である「ブレンシス」が3日、全世界で初めて韓国で発売された。サムスングループが未来成長動力として集中育成しているバイオ分野が意味のある第一歩を踏み出したのだ。

ブレンシスはリウマチ関節炎などに使われる薬品で、ファイザーの「エンブレル」の後続として作った製品だ。エンブレルはグローバル市場で年間9兆5000億ウォン(約1兆円)の売り上げを上げる人気薬だ。

 
ブレンシスの韓国内販売を担当する韓国MSDのオ・ソユン常務は「ブレンシスを長期臨床実験した結果、効果と安定性の面でオリジナル製品と同等だということが立証された」とし、「効果は同じだが価格が安いため韓国の患者が良い治療の機会を得ることになるだろう」と話した。

ブレンシスの薬の価格は14万1967ウォン(50ミリグラム注射薬1回分)に決定されて1日付で健康保険に登録された。これはオリジナル薬のエンブレルより33%ほど低い水準だ。

ブレンシスは今年9月食品医薬品安全処から治療剤として使えるように許可を受けた。ブレンシスは欧州市場販売も目前としている。先月欧州医薬局(EMA)傘下の薬品使用諮問委員会(CHMP)がブレンシスについて承認を勧告したためだ。承認勧告は通商2カ月以内に欧州連合の最終販売承認につながる。

バイオシミラーは遺伝子再調合などの先端バイオテクノロジーが動員されるため化学的に合成される後発医薬品よりはるかに開発が難しい。サムスンバイオエピスは現在ブレンシスを含む6種のバイオシミラーを開発中だが、このうち自家免疫疾患治療剤「レミケード」の後発として作った「SB2」もまもなく商用化される見通しだ。サムスンバイオエピス関係者は「国内食品医薬品安全処と欧州医薬品庁(EMA)に品目の許可を申し込んでいる状態」と話した。

サムスングループは1日、サムスンバイオエピスのコ・ハンスン代表を副社長から社長に昇進させた。バイオ部門に力を与えるための要人であるものと解釈される。サムスンバイオエピスはサムスン物産の孫会社格であり、来年米国ナスダック市場に上場する計画だ。

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